『HG M9Dファルケ Ver.Ⅳ』、完成しました。
とりあえず本体を優先させたので、空手でスマン。
武装関連は色々と難儀するので後回し(別名、放置)。
…ええ、ええ、「ダッセぇな、これのどこがファルケなんだよ!」と思う方もいるでしょう。
が、こちとら『フルメタル・パニック!』という作品をサッパリ知らない=思い入れも何もない立場にあるので、好きなように塗ってみました。
架空or実機の境なく、自分が乗り込むものを作っているんだと妄想するのってプラモ製作のモチベーション上げに繋がると思うのでね。ムダな塗り分け=マスキングで自らを苦境に立たせるのも、それがあるこそなんだ…。
基となったデザイン(=カラーリング)を僅かに残したい気持ちから黒をメインカラーにしようと思ったんだけど、これを使っとけばだいたいカッコ良く見える効果がある(ように思える)ネービーブルーは安直すぎるので、キャップの蓋の色を当てにしてタミヤのラッカー系『LP-27 ジャーマングレー』をチョイス。
けど、使ってみると白味が強くて、いかにもドイツの戦車~って感じの色になっちゃったとさ。クレオスの方のジャーマングレーにしときゃよかった…。
工作面に関しては、過剰な面取りを削って、なるべくエッジを出すようにしました。
なにしろバンプラ(=バンダイのプラモデル)であるが故、ほぼほぼ全パーツにそれらが施されているので、まだまだ処理が足りませんが…。
合わせ目消しをしたのは頭部→前後分割のヘルメット部のみ。
マスク部を塗装&トップコート→パーツ分割されたままヘルメットを塗装→マスク部をマスキング→マスク部を挟み込んでヘルメットを接着→合わせ目のみを狙うように短ストロークで合わせ目消し→削ったところのみを狙ってサフ&塗装→トップコート……と、やたら手間がかかった場所です。
しかもマスキングに失敗したもんだから、既に接着したヘルメットと耳をバラして(!)テイク2までやってんだから、モチベ激減でした。
グレーを主としたロービジ(リティ)なカラーリングの中、目だけは極彩色に近い鮮やかなイエロー。たった1色の差し色として、全体的に地味~な色の中で際立たせるのが目的です。
頭部の横=胸部ブロックの上部にある■の穴は、タミヤの□2の角棒がピッタリだったので突っ込んで凸らせました。
近頃のバンプラの特徴とも言える、過剰な面取り&拡張性を考慮した深くてデカい穴は見栄えを悪くさせるから嫌いなものでね。
バンプラのお家芸たる肉抜きもしっかり埋めました。“埋めた”というより”塞いだ”と言った方が正解かな。
ダブルオー系にありがちな腰のパーツね、これは塞いで正解だったな。
ここはパテ系よりプラ板を使う方が良いと思います。
個人的に気に入ってるのは掌。
これも見栄えが良くない、指の根元にあるカエルの水かきみたいな補強をカッ飛ばすのは必須作業。
メカメカしいマニピュレーターならフレーム色と同じにしただろうけど、手袋っぽく見えたので、この手のロボ系メカで使わない色を使ってみました。差し色としてもオシャレでしょ?
整面やチリ合わせ等の工作がキツかったのはさておき、配色を考えるのは楽しくありながらも難しかったです。こんなヘンテコなカラーリングでも、割と熟考してるのよ(笑)。
…と、ひと時の現実逃避もそろそろ終わり、メンドくせー武器類も手を付けねばな…。